無線マウスはたくさんの種類がありますが、殆どが電池が必要です。
一部無線マウスはバッテリー内蔵で電池が不要ですが比較的値段は高くなります。
安くてもサイドボタンがなかったりと、ちょっと不便だったりもしますね。
この記事ではAmazonで見つけた3000円程度で購入できる電池不要の無線マウス「KASSOT M207」のレビューを記載します。
概要
「KASOTT M207」(以下M207)はBluetooth対応の無線マウスです。
重量は約60gととても軽く、某ゲーミングデバイスブランドのハイスペック無線マウスに引けを取りません。
また、7ボタンでボタンのどれもが静音仕様となっているので静かな空間でも操作音が目立つことがないです(DPIボタンを除く)。
対応DPIは800/1200/2000となっていて様々な用途での活用が期待できます。
満充電からの使用時間は接続待機中45日、使用中15日、操作待機中1か月以上と非常に長い時間使用可能です。
外観
外箱とマウス本体の外観は以下になります。
大きさがどの程度か不明なので、普段使用している有線マウスを隣に置いてみました。
全長はM207が指1.5本分短いです。
幅と高さは大体同じでした。
充電ポートはMicroUSBです。
もちろんMicroUSBケーブルは付属しています。
付属品はほかにも、Type-C変換コネクタがありました。
何に使うのか不意にマウスをひっくり返します。
なんと、専用の無線レシーバーがマウス底部にありました。
スマートフォンやタブレットに無線レシーバーで接続する場合に使うみたいですね。
もちろん、Bluetoothを搭載していないパソコンでも無線レシーバーをUSBポートに差し込めば使用できます。
使用感
1か月ほど使用してみて感じたことを以下にまとめてみました。
いいと感じたところ
- 軽量でなおかつ、さらなる軽量化が可能
- ケーブルから引っ張られることがない
- 遅延が少ない(レシーバー接続、Bluetooth接続)
- DPIボタンが重い
いいと感じたところについて
「軽量でなおかつ、さらなる軽量化が可能」ということに関しては、軽量なのは概要でも記載しましたが、底部のレシーバーを取り外せばその分の軽量化ができます。
「ケーブルから引っ張られることがない」ということに関しては、有線マウスだと配線の状況や移動方向によって重さが変わったり、稼働範囲が狭くなったりしますね。
M207は繰り返しますが無線マウスなので配線の状況を気にする必要がありません。
つまり、どんな状況でも一定の力で動かせますし、稼働範囲も通信範囲と非常に広いです。
「遅延が少ない」ことに関して、目に見えて遅れるということはなく、普段使用しているマウスと同じ感じで使用できました。
「DPIボタンが重い」ことに関しては、DPIボタンは一度DPIを決めてしまえば基本的に使うことはありません(個人的に)。
なので、DPIボタンが重い(ONする時に押す力が必要)ので、故意的に操作しなければDPIが変わらないのは非常に良かったです。
気になったところ
- マウスソールが貧弱
- 電源スイッチが小さすぎる
気になったところについて
※マウス底部の画像は外観をご覧ください。
「マウスソールが貧弱」ということに関しては、マウス底部の四隅ありますが大きさは大体直径5mm程度です。
また、特に滑りやすい素材を使用しているわけではありません。
ですので、有名メーカーのマウスと比べて非常に動かすときに抵抗があり、軽量であるという長所をかき消してしまいました。
「電源スイッチが小さすぎる」ことに関しては、電源スイッチがマウス底部にあります。
見ての通り突起部分が非常に低く、スイッチ自体も動かすのに結構力が必要です。
指の腹で操作したい私にとっては非常に操作がしづらく感じました。
個人的にダメなところ
- 押し心地がもっさりしている
- かぶせ持ちがしづらい
個人的にダメなところについて
「押し心地がもっさりしている」ことに関しては、静音マウスだけでなく静音仕様のデバイスに当てはまるのですが、直接スイッチを押している感じではなく何かを間に挟んでスイッチをしている感覚があります。
個人的な好みはカチカチと直接スイッチを押しているほうが好みですが、「それなら静音マウス買うな」と言われかねませんね。
「かぶせ持ちがしづらい」ことに関しては、M207の全長が短いことに起因しています。
かぶせ持ちをしようとすると手のひら部分が浮いてしまい、普段かぶせ持ちをしている私には違和感がありました。
M207を使うときに自然とつまんで持つようになってしまします。
人によっては気にしそうと感じたところ
- 充電中に使用できない
- 電池式と比べ使用時間が短い
人によっては気にしそうと感じたところについて
「充電中に使用できない」ことに関しては、私はこのマウスを「無線接続で使用中に、充電のため有線接続する」といった矛盾を感じるような用途での目的で使用はしていませんでした。
某ゲーミングブランドの無線マウスは充電中でも使用できますが、それはバッテリーは無線接続で、充電中は有線接続でといったある種のメリハリがしっかりついています。
え、ワイヤレス充電可能なマウスパッド?…その環境をそろえるために必要な値段を考えましょう。
「電池式と比べ使用時間が短い」ことに関しては、電池式の使用時間はメーカー公称で2年以上と非常に長いです。
電池のコストや管理の手間、電池による重量増加のデメリットが使用時間が短いというデメリットを上回ってると感じました。
総評
Bluetooth接続かレシーバー接続のどちらかが選択可能で使用環境を選ばないのはいいですね。
また、バッテリー内蔵ということもあり、値段も相まってコストパフォーマンスは非常に優れていると感じました。
マウスソールは貧弱なものの通常用途では特に貧弱でも問題なかったりします。
しかし、フリックなどの激しい操作をする場合はマウスソールを変える対策はとったほうがいいですね。
私の愛用している手持ちのマウスは今回の比較用マウス(デスクトップ用)とELECOMのEX-G(ノートPC用)がありますが、M207はスマートフォンやタブレットなどのUSBコネクタが付属していない機器用に使おうかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。