Bluetoothのキーボード付きカバーとBluetoothマウスをレビューしてきました。
これらの記事はAmazon Fire HD 10 Plus(以下、Fire HD)を2in1PC化するための準備です。
この記事ではFireHDを2in1PC化してみた結果および方法について記載します。
結論を先に言うと、うまくいっているのかよくわかりませんでした。
※2in1PCとは、タブレットにもノートにもなるパソコンのことです。
よかったら今回使用したキーボードとマウスをレビューしているので見ていただければ幸いです。
キーボード:ATiCのFireHD10用キーボード付きケースを使ってみた結果
マウス:安く購入できる充電式無線マウス「KASOTT M207」の実力とは?
2in1PC化する方法
Fire HDを2in1PCにするには、Bluetoothのキーボードとマウスを接続すればいいだけです。
キーボードは接続後に日本語と英語の切り替えが必要になるので以下の方法をとる必要があります。
- 「設定」から「端末オプション」を選択
- 「キーボードと言語」を選択後、「キーボードを表示/非表示」を選択
- 使いたい言語(例「日本語」と「英語(米国)」)のキーボードを選択する。
この方法で文書入力ソフトなどで日本語と英語の切り替えをすることが可能です。
しかし、私がよくわからないといったのは上記の方法になります。
2021年11月15日現在は上記の方法で入力言語の切り替えが可能です。
しかし、過去にはホームの検索フォームや文書作成ソフトでの入力言語の切り替えが行えませんでした。
以前に取っていた方法は以下になります
- GooglePlayで「Googleローマ字入力」をインストール
- 上記方法の1~3を実施
- 3の追加で「Googleローマ字入力」を選択
1の「Google日本語入力をインストール」のハードルが高く、GooglePlayから検索してもヒットしません。
わざわざGoogle日本語入力のページに飛んでからインストールしました。
ちなみに、現在最新のGoogle日本語入力である「GBorad」だとハードウェアキーボードの設定がありません。
そのため強制的に日本語キーボード(JIS配列)となってしまいます。
JIS配列キーボードならそのまま使用できますが、私が使用しているキーボードはUS配列のため、ソフト側が日本語キーボードだと使い勝手が悪いです。
そのため、ハードウェアキーボードの設定がある「Google日本語入力」を選択しました。
しかし、一番最初の方法で使えるようになったのはいいのですが、そのきっかけがわからないのが納得いきません。
しばらく使わないうちにまたキーボードの勝手が変わったらひとたまりもありませんね。
一応Google日本語入力のページでも置いておきます。
マウスについては特に語ることはなく、普段のBluetooth機器の接続方法で接続すれば問題なく使用可能です。
使用感について
マウスの使用感
マウスをFireHDで使ってみて感じたことは以下になります。
- マウスポインタが少し滑って止まる感じがする
- 画面のリフレッシュレートが低く使いづらい
- 各種ブラウザではサイドボタンでページを進むことができる
タブレットということもありタッチパネルが標準搭載なので、あまりマウスを使う利点が見つかりませんでした。
Fire HDのOSである「FireOS」はWindowsと違いいろんなウィンドウを開いた状態で作業できるというわけでもありません。
唯一利点をあげるとすれば、ネットサーフィン中に間違って戻ったとしてもボタン一つでページを進めるところでしょうか。
なお、Twitterなどのアプリでページを進むことはできませんでした。
キーボードの使用感
次に、キーボードをFireHDで使ってみて感じたことを以下に記載します。
気になったところ
- ESCキーの位置がホームキーになっている
- 入力切替方法が一癖ある
- キーボードにタスク表示ボタン(FireHDの「■」)がない
- (以前は)一部アプリケーションで入力切替ができたりできなかったりした
「ESCキーの位置がホームキーになっている」ことに関しては、表計算ソフトでESCキーを押すことが多いのですが、その際にWindowsの感覚で使用するとあっという間にホームに戻されるところが不便と感じました。
Fnを押しながらホームキーを押すとESCキーになります。
個人的には、Fnキーを押しながらホームボタンを押したらホームに戻ってほしく思います。
「入力切替方法が一癖ある」ことに関しては、Windowsだと日本語キーボードは`(US配列)もしくは半角/全角(JIS配列)を押せば切り替えることが可能です。
また、英語キーボードだとSHIFT+CAPSもしくはAlt+`を押せば切り替えることができます。
Fire HDのOSのFireOSの元であるAndroidの仕様だと切り替え方法は、SHIFT+スペースもしくは「🔍(虫眼鏡)」+スペースです。
Windowsと比べると指を広げないといけないのが個人的につらいところですね。
「キーボードにタスク表示ボタンがない」ことに関しては、キーボードにホームボタン(WindowsのESC)とロックボタン(WindowsのF11)があります。
不便ではないのですが、ここまであるんだったらキーボード上でタスク表示できるようにしてほしいなと思いました。
「ローマ字入力中SHIFTキーを押しながらキー入力しても英語入力に変わらない」ことに関しては、Windowsだとローマ字入力中でもSHIFTキーを押すと英語入力に切り替わります。
また、英語入力に
「一部アプリケーションで入力切替ができたりできなかったりした」ことに関しては、上記に記載した通りで、今のところ発生していません。
いいと感じたところ
- 仮想キーボードが不要
- 画面が広くなる
- スクリーンショットが楽で素早い
「仮想キーボードが不要」なことに関しては、言わずもかな物理キーボードで文書入力が可能です。
仮想キーボードだとブラインドタッチが不可能なので、文書入力スピードは著しく遅くなります。
やっぱり物理キーボードのほうが、入力画面を見つつキーボードを見るということが少ないので非常に扱いやすいです。
「画面が広くなること」に関しては、上記の仮想キーボードに関することです。
下から競り上がる仮想キーボードは画面を圧迫し最悪は入力窓まで埋めてしまいます。
物理キーボードだと手元にキーボードがあるので画面が圧迫される心配がありません。
「スクリーンショットが楽で素早い」ことに関しては、Fire HDの通常の方法だと音量ダウン+電源ボタン1秒押しです。
これでは、自分がいいと思ったタイミングでスクリーンショットをとることができません。
しかし、物理キーボード上にはWindowsでいうF10のにスクリーンショットボタンが割り当てられています。
一回でもこれを押せば瞬時にスクリーンショットをとるのでベストなタイミングでのスクリーンショットが可能です。
個人的にダメなところ
- ローマ字入力中にSHIFTキー入力しても英語入力にならない
「ローマ字入力中にSHIFTキー入力しても英語入力にならない」ことに関しては、Windowsだとローマ字入力中にSHIFTキーを押せば一時的に英語入力に変わります。
Fire HDのOSである「FireOS」ではそのような機能がありません。
ですので、日本語と英語が混ざる文章だと切り替えるたびにSHIFT+スペースを押さなければならず、文章入力のリズムが崩されます。
最後に
FireHDの2in1PC化については、キーボード周りに関して非常にわからないことが多く、現状「よくわからんがとにかくヨシ!」状態となっています。
本当はここまで行くのに紆余曲折したのに一番シンプルな方法が一番良かっただけだったらよかったです。
もちろん一番最初に一番シンプルな方法は実施していました。
それがダメで面倒な方法をとったのに、時間がたって試しに一番シンプルな方法に戻したら望む通り動いたというのがほっとした半面不安になります。
マウスに関しては2in1PC可するにあたっては特に必要ではないと感じました。
タッチパネルは偉大でしたね。
総評としては、キーボードを接続しただけで一部気になるところはありますがここまで使えるようになるのかと感動しました。
ですが、言語切り替えだけでここまで苦労するとは思いませんでしたし、それも徒労で終わるとも思いませんでした。
ただし、また変な挙動が発生しても対策する方法を持っているので以前よりは対応に時間はかかりませんね。
私と同じことを考えていて、現在てこずっている人にこの記事が見つかって役に立てばいいと思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。